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「べっぴんさん」あらすじ・ネタバレ・感想 1週目(第1回)2016年10月3日放送

神戸の裕福な家庭に生まれ育った一人の女性が、戦争の苦難を乗り越え、やがて子供服の店を開店。

夫や周りの人々に支えられながら激動の時代をしなやかに生き抜いていく姿を半年にわたって描く連続テレビ小説『べっぴんさん』。

 

いよいよ10月3日(月)よりスタートするこのドラマのあらすじやネタバレ感想をこれから書いていきます。

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それでは、まず1週目(第1回)のあらすじと記事後半に結末(ネタバレ・感想)です。

1週目「想(おも)いをこめた特別な品」(第1回)あらすじ

この物語は、戦後間もない昭和20年9月、主人公の坂東すみれ(演:芳根京子)が小さな赤ん坊をおんぶし、神戸の街を高台から見つめるところから始まります。

今を遡ること70年ほど前、戦後の日本は全てが0(ゼロ)からの出発でした。

物のない時代に、戦争で焼けた神戸の街である思いを抱いた女性たちがいました。

 

それから、およそ20年の月日が流れ、すみれが仲間たちと立ち上げた子供服の店『キアリス』の創立20周年パーティが行われていました。

その席上で、すみれは母・はな(演:菅野美穂)との楽しかった思い出に耽っていました。

 

場面はここから、すみれの回想録となって昭和9年(西暦1934年)の神戸へと転換します。

下記結末(ネタバレ)へつづく

1週目(第1回)結末(ネタバレ)と感想

神戸の街に立派な洋館が建っていました。

主人公・すみれが住む家です。

姉のゆり(演:内田彩花)が、2階の寝室に、本を読み疲れて眠っていたすみれ(演:渡邉このみ)を起こしに来ました。

なかなか起きないすみれに少し怒り口調で起こします。

 

二人が1階に降りるとそこには、二人の父であり、はなの夫・坂東五十八(いそや)(演:生瀬勝久)が広間のとても立派なソファにいました。

この五十八という人は、「坂東営業部」という会社を営業し、事業は順風満帆で忙しい日々を送っています。

 

ゆりが五十八からプレゼントされたイギリス生地を職人に仕立ててもらったオーダーメードのワンピースを見せて喜んでいました。

ゆりの性格はとても元気ではっきりものを言うタイプ、それに対して妹のすみれは引っ込み思案で思ったことをうまく表現できない性格でした。

ゆりの喜ぶ姿を見て上機嫌の五十八は、同じく特別に仕立ててもらった服を着たすみれにも気に入ったかどうか聞きました。

すみれは、襟についた花の刺繍を指で触りながらもじもじしていました。

それを見た五十八は、特に作らせた、これを別品と書いてべっぴんというのですが、べっぴんなのに気に入らなかったのかと問いただしました、

ここで、そばにいた、坂東家に仕える女中頭・佐藤喜代(演・宮田圭子)が着せたときは大変喜んでいたとフォローを入れました。

 

内気な性格のすみれは、本当は芯が一本通った強い娘なのですが、気がきつい父・五十八の前では自分の気持ちを素直に表現することができないのでした。

気を取り直した五十八が、明日、母・はなのお見舞いに行こう、と言うと、すみれはようやく笑顔になりました。

母のはなは病弱で入院しているのですが、どうやら、母のお見舞いに行けるのが非常に嬉しいようです。

 

場面は大阪へ。

五十八の経営する坂東営業部では、社長室で記者からのインタビューを受けていました。

坂東営業部が事業を拡大させることができた理由について熱く語っていました。

それは、今まで仕入れた物を売るだけのメリヤス問屋だったのが、自社開発した洋服用の生地「オライオン」が売れるようになったからだと言いました。

続いて社名について、なぜ「営業部」という会社の一部門のような名前にしたのか問われ、部署のようにこれからどんどん増やして発展させていきたいとの思いからつけた社名だと答えました。

 さらに、洋服以外に何を作っているのか聞かれ、ここで横で立っていた坂東営業部の取締役・野上正蔵(演:名倉潤)が答えます。

毛布・靴下・タオル・香水・カミソリ・高級肌着などの輸入雑貨を扱っていると説明しました。

続けて五十八が自信満々に、どの品も全てが特品-べっぴん-であると言いました。

 

続いて、神戸の自宅でも記者の取材が続けられました。

記者が広間の内装の立派さに感心していると、ちょうど学校から帰って来たすみれが記者とぶつかってしまいました。

すみれは記者に誤ると父・五十八に帰宅の挨拶を告げ、急ぎ足で2階へ上がって行きました。

それと入れ替わるように、いつもすみれの通学に同行している板東家の執事・井口忠一郎(演:曽我廼家文童(そがのやぶんどう))が転げながら入ってきました。

すみれがずっと駆け足で帰るものだから、疲れて足がもつれてしまっていたのでした。

 

部屋に入ると、すみれは母が普段使っていた刺繍道具を取り出し、何かを刺繍し始めました。

明日はお見舞いの日だというのに、夜通し一心不乱に何かを刺繍しています。

 

翌日、入院する母を訪ねた父と娘たち。

ゆりは庭で集めた花を母にお見舞いとして渡しました。

すみれは、白と紫の花のような模様が刺繍されたハンカチを母にプレゼントしました。

母・はなは大変よろこびましたが、五十八や執事の忠一郎は何が描かれているのか分からず怪訝な表情を見せます。

ゆりが、初めてだからしょうがないとフォローを入れるも恥ずかしさと悔しさでいっぱいになったすみれは病室を飛び出してしまいました。

何が刺繍されていたのかすぐに分かったはなは、困った顔で五十八に、描いていたのは「ゆり」と「すみれ」要するに娘の名前と同じ花だと言いました。

 

夜、寝床につくも悔しさのあまり眠れないすみれ。

下手だと思われたことではなく、上手く作れなかった自分自身に悔しさが募っていたのでした。

起き出すと刺繍道具を取り出し一所懸命に練習をするのでした。

一度のめり込むととことんやらなければ気が済まないすみれ。

姉・ゆりが眠る横で静かに刺繍の針を生地に通すのでした。

1週目「想(おも)いをこめた特別な品」(第1回)つづく

 

いよいよスタートしました「べっぴんさん」。

内気でありながら一本芯の通ったヒロインすみれと、父と似て快活で勝ち気な姉・ゆりのキャラクター、そしてドラマのタイトルにもなっている「べっぴん」という言葉の意味がよく分かるお話でした。

これからすみれがどのように成長し、子供服店「キアリス」を開くまでに到るのか、注目してみていきたいと思います。

 

それにしても雨後のタケノコのように天才子役が現れますねぇ。

NHKのドラマに出るぐらいだから演技経験もある子がオーディションで選べれているんでしょうがすみれ役の渡邉このみさん、内気な所とか泣きの演技が絶妙でした。

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