「べっぴんさん」あらすじ・ネタバレ・感想 1週目(第2回)2016年10月4日放送
昨日のお話はゆりとすみれ、父・五十八の性格や優しき母・はなが病弱で入院していること、そしてドラマのタイトルにもなっているキーワード「べっぴん」について分かりやすく説明してくれたお話でした。
はじめての刺繍が上手くいかず悔しい思いをしたすみれが、練習してどれだけ成長をみせるか、それでは、1週目(第2回)のあらすじと記事後半に結末(ネタバレ・感想)です。
1週目「想いをこめた特別な品」(第2回)あらすじ
連日、刺繍に打ち込むすみれ。
ぽかぽか陽気が薫る板東家の神戸の街を見下ろす広大な庭の石垣に腰掛けながら刺繍に没頭していると、女中頭の喜代が呼びかけてきました。
旦那様がお呼びなので家に戻ってくださいとのこと。
坂東家では家を新築した記念のパーティーが開かれ、各界の偉い方々が招かれていました。
この立派な洋館は、事業で成功を収めた五十八が新しく建てた家なのでした。
貴族院議員の田中五郎(演:堀内正美)が、息子の紀夫(演:玉山詩)とともに五十八に挨拶をします。
続いて五十八の右腕で坂東営業部の取締役・野上正蔵が息子の潔(演:大八木凱斗)を連れて挨拶に来ました。
紀夫はすみれと似た内気でおとなしい性格、潔は元気でさっぱりした性格のようです。
潔の声が聞こえたのでしょうか、2階からゆりが駆け足で降りてきました。
ゆりは潔のことが大好きなようです。
宴が盛り上がる中で、すみれがようやく息を切らしながら帰ってきました。
姉妹が揃ったところで来賓にご挨拶です。
ゆりがハキハキと自己紹介したのに対し、すみれはやっぱり自分を表現することができません。
業を煮やしたゆりが代わりにすみれの紹介も行いました。
挨拶を終え応接間へ行くと、ゆりは潔と紀夫にピアノを弾いて聞かせますが退屈だったのか、潔はすぐに居間を出ていき洋館の中を散策するのでした。
演奏が終わったときに振り返るとそこにいたのは黙々と読書をする紀夫だけ。
がっかりするゆりでした。
部屋で刺繍に勤しむすみれの背後に潔が現れました。
刺繍を見るなり「ゆり」と「すみれ」の花だと当てる潔。
日々の練習が実ったのでしょうか、刺繍がかなり上達していたのでした。
母へのプレゼントだというと、潔はすみれを労いました。
明くる日、潔が神戸の街の子供たちを集めて坂東家にやってきました。
先日のパーティの席で五十八に、街の子供たちが館の中を見たがっているので連れてきてもよいか訪ね承諾をもらっていました。
建物の中に入るや、物珍しい高価そうな骨董品に触れて回る子供たち。
壊されるのではないかとそばで見守っていた執事の忠一郎がヒヤヒヤしていると、そこへ五十八が現れました。
成功者の余裕なのか、それとも子供好きなのか、貴重な品々を触りまわる子供たちを温かい目で見つめる五十八。
遊びに来ていた街の子供たちの中にひとりの少女がいました。
名前は小野明美(演:坪内花菜)、坂東家で使用人として働くマツ(演:中島ひろ子)の娘で、後々まですみれの人生に関わってくる少女です。
母一人子一人の貧しい家庭で暮らしています。
明美が他の子供たちから離れ食堂に行ってみると美味しそうなクッキーがお皿に並べてありました。
色とりどりのクッキーに心を奪われ眺めていると都合の悪いことに使用人に見つかってしまいました。
下記結末(ネタバレ)へつづく
1週目(第2回)結末(ネタバレ)と感想
泥棒扱いされ説教されているところに母のマツが現れました。
マツはその使用人に頭を下げ娘を許してもらうようお願いしました。
泥棒した訳でもないのに謝る母の姿に悔しさを滲ませる明美。
明美が館を後にし、一人でトボトボと帰っていると、すみれが明美の後を追っかけて来ました。
すみれが白い布地を手渡すと中にはさっき見たクッキーが数枚入っていました。
すみれは先ほどの一件を扉越しに見ていたのでした。
明美は、いい事をした気になって嬉しそうに帰っていくすみれを見送ると、そのクッキーを布地ごと地面に叩きつけてしまいました。
すみれは良かれと思ってやった行動ですが、明美はさらに悔しさ惨めさを募らせるのでした。
館では、坂東家が懇意にしている、腕のいい靴職人の浅田茂男(演:市村正親)が来ていました。
ゆりの足型を鉛筆でとっています。
それを横で楽しそうに見つめるすみれ。
どうやって靴を作るのか、ゆりが尋ねると浅田は皮を切ったあと針と糸を使って縫い合わせると言うと、横で聞いていたすみれが色めき立ちます。
「針」と「糸」という言葉に興奮するすみれなのでした。
その夜、靴が針と糸でどう縫い合わされているのか気になって仕方なくなったすみれは、父の外国製の靴を部屋に持ち込み、はさみでバラバラにしてしまいました。
居間では五十八が執事の忠一郎、女中頭の喜代に深刻な話をしていました。
妻・はなの余命がもう幾ばくもないことを告げるのでした。
そして、仕事の都合で数日、家を離れると言い、その間、ゆりとすみれにはこの件を知られないようにしてくれとお願いするのでした。
翌朝、目を覚ましたゆりが机に突っ伏して寝ているすみれを起こすと顔が青ざめます。
そこには、無残な姿になった父・五十八の靴がありました。
出かける直前の五十八と広間で鉢合わせするすみれ。
バラバラになった靴を背中越しに隠してそそくさと立ち去りました。
学校から館に帰ると迎えに出た喜代に靴屋に連れて行って欲しいというすみれ。
街はあぶないからダメだという喜代と揉めているとそこに忠一郎が血相をかえて現れました。
その手にはあの五十八の靴が…。
顔を見合わせた忠一郎と喜代の二人はすぐにすみれの仕業だと気づきました。
どうしようかと相談していると、たまたまお使いに来ていてそれをずっと見ていた潔が浅田の靴屋に持って行ってあげると言ってくれ、喜代は潔にお願いするのでした。
潔が館を出て街への道を歩いているとすみれが後をついてきました。
もごもごするすみれ。
潔は、一緒に行きたいのだとすぐに悟ると、すみれを連れて街へ向かうのでした。
1週目「想(おも)いをこめた特別な品」(第2回)つづく
いずれは仲良くなるはずのすみれと明美の出会いは最悪なものでしたね。
裕福な家のお嬢さまとそこに仕える使用人の娘。
一体、この先どうやって関係を修復していくのでしょうか?
それより、街へ行っちゃったすみれはこの後どうなるのでしょうね。
無事に修理して帰ってくればいいんですけど、それじゃドラマにならないかな。
それと、はなの運命も気になりますね。
朝ドラも大河もですけど、思い入れのある人物がお亡くなりになるのはフィクションとはいえ辛いものですね。
あの手のシーンを見るたびにロスに陥るセンチメンタルな管理人でした。