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「べっぴんさん」あらすじ・ネタバレ・感想 1週目(第3回)2016年10月5日放送

前回は靴の構造が知りたくて父の大事な靴をバラバラにしてしまったすみれが、靴屋へ行くために潔と一緒に神戸の街へ繰り出すところで終わりました。

一体どんな展開が待っているんでしょうね。

 

バレたらお父さんから大目玉を食いそうですが…。

それでは、1週目(第3回)のあらすじと記事後半に結末(ネタバレ・感想)です。

1週目「想いをこめた特別な品」(第3回)あらすじ

神戸の街へやってきた潔とすみれ。

特に何事もなく麻田が切り盛りする靴屋へたどり着きました。

興味津々の顔で店内を見るすみれ。

 

店の奥の作業場でミシンを動かす麻田に潔が声をかけますが、音がうるさくてなかなか聞こえません。

何度か大声で呼ぶとようやく気づいて作業の手を止めてくれました。

 

売り場に出てきた麻田はドキッとした顔ですみれを見ました。

絶対にここにいるはずのない、いてはいけない箱入り娘のすみれです。

しかも御付きの忠一郎も、もちろんいません。

 

面食らった麻田に潔が風呂敷を開けてバラバラになった靴を見せました。

すると、麻田は非常に訝しげな顔になりました。

一体誰がこんなことをしたのか問いただす麻田に、潔は、すみれが靴の構造を知りたかったのだと説明しました。

 

麻田は、すみれに何かあったら、と心配になり潔を叱りますが、潔は、自分が送り届けるから大丈夫だとあっけらかんと麻田に返すのでした。

作業するところをすみれに見せてあげて欲しいとお願いするものの、麻田は早く無事に送り届けろと言って追い返しました。

 

そして、その帰り道に、なんと事件は起きてしまったのでした。

下記結末(ネタバレ)へつづく

1週目(第3回)結末(ネタバレ)と感想

麻田の靴屋からの帰り道、二人は大勢のデモ隊の行進に巻き込まれてしまいました。

すみれはデモ隊にはじき飛ばされ潔の握っていた手から離れてしまいました。

 

転んで痛がるすみれに、今までの人生で見たこともないような怖い顔をしたおじさんが近寄ってきました。

おそらく心配して近づいてきたのだと思われますが、混乱したすみれは足が痛いのも忘れ慌ててそこから逃げ出しました。

必死に逃げたすみれは、気が付くと港の倉庫まで来てしまいました。

 

何とか人のいる場所まで戻ってきたすみれでしたが、潔とはぐれ道も分からず疲れてしまったのか街の片隅に座り込んでしまいました。

時間はもう夜となっていました。

そこに偶然、ホント偶然に明美が通りかかってすみれを見つけました。

 

その頃、坂東家では一大事となっていました。

おそらく相当長いあいだ探したのでしょうが、潔がすみれとはぐれて見つからなかったことを詫びに行くと主人の五十八がもうすぐ東京から帰ってくると執事の忠一郎がパニクった顔で言いました。

これがバレたらとんでもないことになってしまいます。

いったい何人のクビが飛んでしまうことでしょう。

 

場面は再びすみれと明美へ。

明美と出会って安心したのか、すみれは家に送ってもらうどころか性懲りもなく麻田の靴屋へ連れて行ってもらいました。

 

店の前で明美と別れると、すみれは鍵のかかっていない扉を開け中へ忍び込みました。

どうやら麻田はどこかへ出かけているようです。

 

すみれは置いてある靴の中から、姉・ゆりのために作られている最中の靴を興味津々の目で持ち上げました。

すると、まだくっつけていなかったらしく靴のヒールがポロンと取れて床に落ちてしまいました。

 

すみれがうろたえていると、まるでドラマでも見るかのように都合の悪いタイミングで麻田が帰ってきました。

あわてて、そばにあった毛布を手に取ると作業場の片隅にしゃがんで隠れるすみれ。

 

作業場に入った麻田は足元に落ちているヒールを見て不思議そうな顔になりますが、すみれのことには気づきませんでした。

麻田が靴の製作を再開しました。

その姿を隠れた片隅から楽しそうに見つめるすみれ、靴はこうして出来るのかということを知ることができました。

 

仕事が一段落したところで寛ごうと麻田が立ち上がると、ようやくすみれの存在を見つけました。

再び麻田はくりびつてんぎょー…もとい、びっくり仰天です。

 

麻田が連絡を入れて忠一郎と喜代が迎えに来てくれることになりました。

待っている間、麻田はすみれに、いま作っているゆりの靴について細かく説明してくれました。

 

ゆりは母のはなと同じような足をしていて甲が薄いのだと教えてくれました。

そして、麻田の靴が他の靴のように痛くならないことを気に入ったはなが、ゆりとすみれが結婚する時にも靴を作って欲しいと頼まれているのだと言いました。

 

麻田はすみれに何故そこまでして靴の構造を知りたがったのか問うと、すみれは刺繍が上手くなりたかったのだと言いました。

麻田は、うまく作るのではなく想いを込めて作るのだと言いました。

想いを込めれば相手に通じるのだ、それが物を作るときには一番大事なことのだと、すみれに言って聞かせました。

さらに、それを繰り返すことで人は物づくりが上手くなっていくのだと優しく語りかけました。

想いを込めて作った刺繍ならきっと母のはなは喜ぶはずだから自信を持って渡しなさいと言うのでした。

 

ようやく迎えに来た二人と一緒に館に帰ると、ゆりや使用人たちが皆ホッとした顔で迎えてくれました。

どうやら、五十八にバレずに済ますことができました。

 

と思いきや、さすがにこれだけの大事を隠しておくわけにもいかなかったのでしょう。

おそらく忠一郎が言ったのだと思いますが、翌朝、帰ってきた五十八はすみれを叱り飛ばします。

その頃、神戸の街では子供をさらっていく誘拐事件が発生していて、すみれに何かあったらと心配で怒る父なのでした。

 

そこへ、潔を連れて詫びに来た正蔵と修理を終えた靴を持ってきた麻田がやってきました。

それを忠一郎から聞いた五十八はすみれを叱るのをやめ、一目散に玄関へと向かいました。

平身低頭で謝る正蔵と潔でしたが、怒り心頭の五十八は、すみれを叱っていた時の10倍ぐらい怖い顔で二人を叱り飛ばすのでした。

1週目「想(おも)いをこめた特別な品」(第3回)つづく

 

いやあ、すみれが無事に帰ってきてよかったよかった。

麻田の靴作りもバッチリ見ることが出来たし、五十八の娘への愛情も窺い知れてジーンと来てしまいました。

でもこれから正蔵親子と麻田はどうなってしまうんでしょうか?

五十八の怒りは収まるのでしょうか。

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