「べっぴんさん」あらすじ・ネタバレ・感想 1週目(第4回)2016年10月6日放送
麻田の靴屋を見に行きたくなったすみれが潔にくっついて街へ行ったところ、これがとんでもない大冒険に…てのが前回のお話でしたね。
さて、今日はどんなお話が。
激怒する父・五十八の姿がもうすでに目に浮かんでおります。
誰もクビにならなければいいのですが…。
それでは、1週目(第4回)のあらすじと記事後半に結末(ネタバレ・感想)です。
1週目「想いをこめた特別な品」(第4回)あらすじ
あさや靴店(麻田が経営する靴屋の名前)から無事帰ったすみれでしたが、父・五十八の怒りは収まりません。
お詫びを言いに来た潔と父の正蔵ですが、娘を勝手に連れ出しおまけに一時でも行方知れずにさせてしまったのですから怒るのも無理はありません。
広間で激怒する五十八に怒られる潔たちの姿を2階の通路から申し訳なさそうな気持ちで見つめるすみれ。
しかし、引っ込み思案な彼女は自分が悪いということを父に言い出せないで立ち尽くしているのでした。
応接間では貴族院議員の田中五郎と息子の紀夫が来ていました。
どうやら田中が五十八に会うために来ていたようなのですが、今は話を出来そうにありません。
しばらくお茶を飲みながら待っているしかなさそうです。
息子の紀夫は本を読むのが大好きなのか、ここでも読書に夢中でした。
野上親子への説教がようやく終わったところで、二人の後ろにいた麻田が口を開きます。
頼まれていた、ゆりの靴が完成したので持ってきていたのでした。
しかし、父の怒りは麻田にも向けられました。
何故すみれを見つけた時、すぐに家に帰さなかったのかとキツく問いただし、もう金輪際付き合いは無しだと言って靴の受け取りを拒否するのでした。
下記結末(ネタバレ)へつづく
1週目(第4回)結末(ネタバレ)と感想
麻田は愕然としましたが、想いを込めて作ったこの靴だけは受け取って欲しいと食い下がります。
それでも五十八は頑なに受け取ろうとはしませんでした。
その姿に、ついにすみれは行動を起こすのでした。
父のもとに叫びながら階段を駆け下りるすみれ。
はじめはモゾモゾとして、言いたいことを言い出せないでいましたが、父から、何も言えないのなら出てくるなと言われると、ようやく意を決して口を開き、麻田をクビにしないで欲しいと頭を深く下げ懇願します。
全ての非は自分にあるので他の人を怒るのはやめて麻田の靴を受け取って欲しい、そしてこれからも麻田の店で靴を作って欲しいとお願いするのでした。
その鬼気迫る姿に五十八はじめ周囲にいた人たちは一様に驚きを隠せませんでした。
あの引っ込み思案で無口なすみれが、こんなにも自分の言いたいことをはっきりと言ってのけたのです。
庇ってくれたすみれにジーンと感動する麻田。
そして、今まで見たこともない勇敢な娘の姿に心を震わされる父・五十八。
ようやく怒りが収まると、泣きながら強くすみれを抱きしめるのでした。
どれだけ心配したのか、そして、すみれにもしものことがあったら妻・はなに何と言って詫びればいいのか、ということをすみれに言って聞かせるのでした。
私ことブログ管理人も、ただいま感動に手を震わしながらPCのキーボードを叩いております。
何か今までになく心が通じたことを感じた五十八とすみれ。
ごめんなさい、と素直に謝る娘に嬉し涙が止まらない父の姿がそこにはありました。
その姿を広間に通じる扉の影からたまたま見ていた紀夫。
その凛々しいすみれの姿に今まで感じたことのない感情が込み上げてくるのでした。
ようやく詫びを入れ終えた野上親子が帰ろうとするとすみれが玄関に見送りに来ました。
潔は、こじょうちゃん(潔がすみれをよぶときのあだ名、小さいお嬢ちゃんっていう意味かな)に謝るとともに、その勇気に感動した、と褒めるのでした。
そして、すみれはにっこりと楽しい冒険をさせてくれた潔にお礼を言いました。
嬉しそうな顔でいつまでも見送るすみれ、そしてその姿をさらに扉の影から見つめる紀夫。
今までにない感情が芽生え混乱する紀夫は慌てて応接間にもどってきました。
どうしたのか気になった父が聞くものの、何でもない、と言うばかりです。
このドキドキした今まで感じたことのない感情は、そう、紀夫はすみれに恋心を抱いてしまったのでした。
広間にて、ゆりは麻田が持ってきたオーダーメイドの靴を履かせてもらっていました。
腕のいい麻田が想いを込めて作った靴は、ゆりの足にぴったりフィット。
嬉しそうにお礼を言うゆりの顔を見て、横にいたすみれは幸福感に浸っていました。
その日の晩、自室の机に向かったすみれは麻田の言った言葉を噛み締めながら、母への想いを込めて、ひと針ひと針、丁寧に刺繍をするのでした。
翌朝、はなの入院している病院を訪ねた五十八とすみれ。
父が先生のところに挨拶するため席を外すと、すみれは作り直した刺繍の布地を母に見せました。
決して上手とは言えないまでも、母への想いを込めて丁寧に丁寧に作ってくれたことは、はなにはすぐに分かりました。
感動したはなは、すみれに、これは私にとって一生の宝物、べっぴんであるというのでした。
すみれは、今よりもっと上手くなりたいので刺繍を教えてほしいと母に頼みます。
病床から上半身を起こしたはなは、優しく愛情たっぷりにすみれに刺繍を教えてあげました。
はなの病状について医師と話をする五十八。
もう、その日が来る覚悟をしておいた方がよいと告げられると、五十八は、はなを一日だけ退院させて我が家に連れて帰りたいと願い出ます。
暖かい我が家で、子供たちとゆっくり過ごす時間を与えてあげたいという想いがあったのでした。
はなの手ほどきで四つ葉のクローバーを刺繍したすみれ。
はなは、すみれに四つ葉のクローバーの意味を覚えているかと聞きました。
すみれは、勇気・愛情・信頼・希望の四つをしっかりと覚えていて、この四つが揃った時に幸せが訪れるのだと、はなが元気だった頃、野原で遊んでいた時に教えてもらった言葉を鮮明に記憶していたのでした。
涙をこらえ、すみれをそっと抱きしめるはな。
もう生きていられる時間がないことは、はな自身も感じていました。
そして、その姿を病室の外の廊下から、何も出来ず、ただ見つめるしかない五十八なのでした。
1週目「想いをこめた特別な品」(第4回)つづく
ええ話やなあ(泣)
今日のお話は15分間ずっと涙腺が止まりませんでした。
いよいよ週末ということで毎度の朝ドラのパターンですと、まあそうなる日がそろそろくるわけで、ハンカチまたはティッシュを用意してみることになりそうですね。
いよいよ主人公すみれの子供時代もクライマックス、明日のおはなしが早くみたいですね。