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「べっぴんさん」あらすじ・ネタバレ・感想 1週目(第5回)2016年10月7日放送

医師からはなの余命がいくばくもない事を告げられた五十八。

病床ですみれを抱きしめる母・はな。

五十八ははなを連れて帰ることが出来たのでしょうか。

 

涙を拭う準備はもう出来ましたか?

それでは、1週目(第5回)のあらすじと記事後半に結末(ネタバレ・感想)です。

1週目「想いをこめた特別な品」(第5回)あらすじ

一日だけの退院を医師から認めてもらった五十八は、はなを連れて自宅となっている新築の大きな洋館へ連れて帰りました。

 

車椅子に乗ったはなを優しく押す五十八。

玄関ではゆりとすみれが首を長くして待っていました。

 

中に入ると見たことのない洋風の豪華な装飾に驚くはな。

建物の中には到るところにゆりとすみれが生けた花が飾ってありました。

それを見たはなは二人に愛情たっぷりにお礼を言うのでした。

 

ゆりとすみれは広大な庭から洋館の2階バルコニーを見上げて母を呼びました。

バルコニーには椅子に腰掛け温かい眼差しで庭の二人を見つめるはなと五十八の姿が。

子供たちは嬉しさのあまりいつも以上にはしゃぎまわっていました。

 

五十八は、会社が大きくなった事や立派な豪邸を建てられた事、これまで経験した数々の幸せだった出来事は、全部はながいてくれたおかげだったと感謝するとともに、仕事が忙しく病弱なはなと一緒に過ごす時間を持てなかったことを詫びました。

はなは、子供たちの後の世話を五十八にお願いすると、二人の性格を知っているかと五十八に問いました。

はなは、ずっと入院しているとはいえ、やはり二人の母ですから二人の性格を熟知していました。

下記結末(ネタバレ)へつづく

1週目(第5回)結末(ネタバレ)と感想

はなが言うには、ゆりは強い子に見えてもいざという時に自分を貫けない弱さがあるので心配だと言い、すみれはボーッとしている様に見えるが実は芯が強く、夢を見たり好きな事を考えたりしているだけなのだと言いました。

そして、子供たちには年を取って大人になっても母が二人の事を心の底から愛していたのだということをずっと忘れずにいてほしいと涙ながらに願うのでした。

さらに、自分にとって、あの子たちはべっぴんさんであると五十八に続けて話しました。

そう言うと、五十八の手をそっと握り、ゆりとすみれの事をよろしくお願いします、と五十八に言うのでした。

はなの手をギュッと握り返した五十八は、任せておけと、はなに自信満々の顔で返事しました。

 

車椅子を五十八に押されたはなは、続いてゆりとすみれの部屋に入りました。

ゆりが、父から買ってもらった英語の本を嬉しそうに母に見せます。

そして英語を一所懸命に勉強して将来は父の跡を継ぎたいと思っていることを告げました。

その頼もしい姿にはなが嬉しさを表現すると、ゆりはこれからも勉強を頑張ると言いました。

続いては、すみれの番です。

はなが、優しい声でどんな事がしたいのか聞きましたが、ここでいつもの内気で何も言えないすみれが出てしまいました。

早く言うように促そうとする五十八をそっと静止するはな。

結局すみれは、何も言えませんでしたが、はなはもうすみれが何をしたいのかを理解しているようでした。

 

翌朝、すみれが目を覚ますとベッドの横壁には、大きな白い布地にいくつものきれいな花の刺繍がしてあるものが飾られていました。

その刺繍に心を惹きつけられたすみれは、いつまでもじっとそれを眺めていました。

 

すみれは五十八にあの刺繍のことを聞くと、ゆりとすみれがおなかの中にいる時に、はなが想いを込めて作ったものであると言いました。

どんな想いを込めていたのか、すみれが気になって聞くと、続けて五十八は子供たちの健康、幸せ、他にもいろんな想いを込めて作った刺繍なのだと言いました。

 

いよいよはなが病院に戻る時間になってしまいました。

玄関でゆりとすみれの手を握ると、はなは「またね」と涙ながらに言うのですが、もうこれで二人とは会えなくなるかもしれない事を悟っていました。

すみれは、ここでようやくはなに想いを込めたべっぴんさんを作れる人に自分はなりたいのだと涙をこぼしながら誓いました。

はなは、すみれなら絶対になれる、と強く太鼓判を押してくれるのでした。

 

それから間もなくして、はなは天国へと旅立ってしまいました……。

………。

………。

  

朝、目が覚めると、そこには大きくなったすみれ(演:芳根京子)の姿が。

どうやら子供時代の楽しかった母との思い出を夢に見ていたのでした。

 

時は昭和17年(西暦1942年)、あれから8年の月日がながれていました。

 

起きてすぐに刺繍をはじめるすみれ、その部屋には母・はなが作ってくれたあの大きな刺繍が今も飾られていました。

早く朝食を食べないと女学校に遅刻すると、部屋に呼びに来たゆり(演:蓮佛美沙子)は、相変わらず刺繍に夢中になっているすみれを見て苦笑いを浮かべながら食堂へと戻って行きました。

 

すみれは女学校の5年生、最高学年になっていました。

すみれは写真の母に向かって朝の挨拶をしました。

続けて、女学校の友達がおしゃれをしたいと言ったので「もんぺ」に四つ葉のクローバーを刺繍してあげたのだと報告しました。

その四つ葉のクローバーは一つ一つに、想いが込められていました。

 

女学校に行くと、すみれは同級生で親友の多田良子(演:百田夏菜子)と田坂君枝(演:土村芳)に廊下で出会い、早速クローバーの刺繍が入ったもんぺを渡してあげました。

それを見た二人は、とてもかわいい刺繍だと嬉しそうに言ってくれるのでした。

1週目「想いをこめた特別な品」(第5回)つづく

 

ついに、母・はなが亡くなってしまいましたね。

あふれる涙が止まらない回となってしまいましたが、最後の最後に夢オチってパターンで一瞬にして涙が引いてしまいました。

せめて明日の冒頭まで引っ張って欲しかったなあ、と思う管理人でございました。

いよいよ明日からは本格的に大人編(といってもまだ女学生ですが)が始まりますね。

時間は短いながらも母の愛情をたっぷり受けたすみれが、どのような大人になって事業を成功させていくのか、楽しみに見守りたいと思います。

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