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「おんな城主 直虎」あらすじ・ネタバレ・感想 第1回「井伊谷の少女」2017年1月8日放送

2016年の大河ドラマは「真田丸」が脚本家・三谷幸喜さんの歴史ファン心理をくすぐるストーリーで話題を呼び高視聴率を記録、SNSを中心に長野や和歌山、大阪など真田ゆかりの地で開催されたイベントも大盛況のうちに幕を閉じました。

 

そして2017年の大河ドラマは人気女優、柴咲コウさん演じる知恵と勇気で戦国時代の荒波を乗り越えた女性が主人公の「おんな城主 直虎」が1月8日より全50回の予定でスタートします。

 

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このブログでは、大河ドラマ「おんな城主 直虎」のあらすじを語るとともに、記事後半では話の結末(ネタバレ)と感想などを簡潔に書いていきます。

 これから見る方やうっかり見逃した方、通勤や通学途中に簡単にストーリーを把握したい方など、多くの方のお役に立てれば幸いです。

 

あらすじだけを知りたい方は、後半のネタバレ部分は見ない方がいいかも…。

第1回「井伊谷の少女」あらすじ

物語の舞台は戦国時代、天文13年(西暦1544年)遠江(とおとうみ)の国・井伊谷(いいのや)。

井伊谷は現代の地名でいうと、静岡県西部の浜松市、浜名湖の北の山あいに広がる土地です。

 

この物語の主人公、のちに井伊直虎(演:柴咲コウ)と名乗って戦国の世を逞しく生き抜くことになる少女・おとわ(演:新井美羽)は、井伊家当主の父・直盛(演:杉本哲太)と母・千賀(演:財前直見)のもと幸せな日々を過ごしていました。

 

おてんばなおとわの遊び相手は幼なじみの亀之丞(演:藤本哉汰)と鶴丸(演:小林颯)。

 

ある日、おとわに縁談話が舞い込みます。

その相手というのが、父・直盛の叔父で井伊家重臣・井伊直満(演:宇梶剛士)の子である亀之丞。

 

武家の家督を継ぐのは男子というのが当たり前だった時代、子が娘・おとわしかいなかった井伊家当主・直盛は500年続く井伊家の家系断絶を免れるため後継者を決めておかねばなりませんでした。

そこで直満が、自身の嫡男・亀之丞をおとわの婿養子にすることを提案します。

 

当主の座を継ぐつもりだったおとわは最初戸惑いますが、やがて当主となる亀之丞の妻として井伊家を支えていこうと心に決めます。

 

そんな折、井伊家が仕える太守・今川義元(演:春風亭昇太)から直満に駿府へ出向くように知らせが入ります。

 

すると直満は激しく動揺します。

ただ挨拶に行くだけなのにどうされたのかと直盛は不思議そうに叔父の直満に問いかけますが、その態度は明らかに不自然なものでした。

 

そして翌日、直満は今川家家臣でおとわの母方の伯父にあたる新野左馬助(演:苅谷俊介)とともに駿府へと趣いたのですが…

下記結末(ネタバレ)へつづく

第1回「井伊谷の少女」結末(ネタバレ)と感想

おとわは亀之丞と鶴丸を連れて近くの森で「竜宮小僧」を探し回っていました。

竜宮小僧というのは、おとわ達が文武を学ぶため日頃お世話になっている龍潭寺の住職・南渓和尚(演:小林薫)いわく、知らぬ間に田に苗を植えてくれたり、洗濯物を取り込んでおいてくれたりするという伝説の小僧とのこと。

 

近頃おとわの身の回りで不思議な出来事が相次いでいたため、南渓和尚にその話をした時、和尚が教えてくれたのでした。

竜宮小僧を五日にわたって探したものの見つからず疲労も重なり、やがて口喧嘩をするおとわと鶴丸。

 

そんな二人を癒すべく、亀之丞は得意の横笛を演奏します。

その美しい音色に言い合いも忘れうっとりと聴き入るおとわと鶴丸。

 

亀之丞が笛を吹き終えた時、それに呼応するかの如くおとわたちの耳に何か不思議な音が聞こえてきました。

その音のする方へ行ってみると、そこには洞窟がありました。

 

洞窟は入口は狭いものの中はかなり広大な様子。

もしや竜宮小僧がいるのでは、と洞窟の中を進んでいく三人。

 

そして洞窟の奥へ到達すると藁を被された何かを発見し、めくってみると何と山伏と思しき遺体を発見してしまいました。

 

あわてて龍潭寺の南渓和尚に知らせに行くおとわたち。

そこには、父・直盛もいました。

 

南渓和尚が直盛とともに遺体を洞窟から出して調べていると亀之丞が、この遺体の人物を見たことがあると言い出します。

すると、直盛と和尚は何かに気付いたのか突然慌ただしく立ち去ります。

 

やがて、おとわたちも家に帰るのですが、そこで目にしたのは亀之丞の父・直満の首が収められた丸桶でした。

 

直満は太守・今川義元への謀反を企んでいてその事に感づいた鶴丸の父でもある井伊家筆頭家老・小野政直(演:吹越満)に密告されたのでした。

洞窟で見つけた遺体の人物、それは直満から預かった密書を北条に届ける使者だったのです。

 

一里(およそ4キロ弱)ほど離れた川名の里で隠居している直満の父でおとわの曽祖父・井伊直平(演:前田吟)も馬を飛ばして井伊の居館に姿を見せました。

 

息子の死に憤慨する直平は主殿に入るなり声を荒らげますが、直盛からはそれどころではないと嗜められます。

左馬助が口を開き、太守・今川義元からは直満の息子・亀之丞の首も差し出せと下知を受けたとのこと。

 

その頃、父を殺された亀之丞は屋敷を抜け出し井戸端にてひとり座って落ち込んでいた。

やがて、亀之丞をみつけたおとわは亀之丞を涙ながらに叱咤激励し自分が亀之丞の手足となって支えると誓います。

 

しかしその時、何者かが突然二人に襲いかかりおとわは気を失ってしまいます。

襲ったのは龍潭寺で南渓和尚に仕える僧侶・傑山(演:市原隼人)で、その傍らには直盛と和尚もいました。

 

やがて、屋敷にて目を覚ましたおとわは母・千賀より亀之丞をここから逃がしたことを告げられます。

しかし、その事を今川側に知られれば攻め込まれて皆打ち首になり井伊家はお取り潰しになるかもしれないので今聞いたことはすべて忘れるように諭されます。

 

そんな折、亀之丞の父である井伊直満(宇梶剛士)が、主家である今川義元(春風亭昇太)に謀反の疑いをかけられ、駿府に呼び出され討たれてしまう。

さらに今川は、亀之丞の首を差し出せとの命を下す。

悩んだ末、井伊は亀之丞を逃がすことにした。

 

翌朝、今川の使者に対し、守り役が勝手に逃がしてしまったと言い取り繕う直盛。

おとわは屋敷を抜け出し、ご初代様が眠るという龍潭寺の涸れ井戸へ行き亀之丞と井伊家の無事を一心不乱に祈るのでした。

祈りを終えたとき、ふと井戸の傍らに目をやるとそこには亀之丞の笛が落ちていました。

笛を手にしたおとわは何かを思い立ったらしく、突然どこかへ走り出しました。

 

居館や龍潭寺をくまなく探す今川の使者たち。

しかし、なかなか亀之丞を見つけることができません。

やがて森の中で亀之丞と思しき子供を発見し捕まえてみたが、それは何と亀之丞に化けたおとわでした。

おとわは亀之丞が逃げるための時間稼ぎをしようとこのような策を講じたのでした。

第1回「井伊谷の少女」つづく

 

果たして亀之丞は無事に逃げることが出来たのでしょうか?

そして、井伊家の運命やいかに…。

 

早くも次回が気になって仕方ありません。

 

それにしても、毎度のことながら大河ドラマに出てくる子役の演技の上手さには驚かされます。

今回、主役のおとわを演じる新井美羽さんもオーディションを勝ち抜いて選ばれたらしいですが、亀之丞に涙ながらに語りかける迫真の演技には鬼気迫るものを感じます。

序盤に乗馬で駆け足で走るシーンがあるのですが、たった10秒程度のシーンのために猛練習してスタントマンなしで撮影に挑んだそうです。

すごい根性の持ち主でもあるんですね。

 

男の子二人も作品の世界を盛り立てるべくいい演技を見せてくれてます。

ワタクシ思わず、チャグム一年で大きくなったなあ…って思っちゃいました。

まあこれは別のドラマの話ですが(汗)

 

直虎は大河ドラマでは異例の第4回まで子供時代が描かれ、脚本を手がけた森下佳子さんによると史実が少ない直虎たちを魅力的に描くために子供時代をしっかりと描きたかったとの事ですが、新井さんはじめ子役たちの魅力たっぷりの演技に引き込まれていったようです。

 

それはそうと叔父の直満ですが、あっさりと謀反を認めて成敗されてしまいましたね。

なぜ昌幸のように生き抜くために悪あがきをしなかったのかなあ…なんて思いを巡らせますが、なかなか真田ロスから抜け出せない管理人なのでした。

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