「べっぴんさん」あらすじ・ネタバレ・感想 2週目(第9回)2016年10月12日放送
潔とゆりのお披露目会を行いようやく一段落着いた坂東家。
さあ次はすみれの番…となるのでしょうか。
応接間へ行ったすみれが目にしたのは挙動不審な紀夫の姿。
初恋の人に突然話しかけられどぎまぎする紀夫。
こともあろうに潔とゆりが結婚したことで失恋したのではないかと、とんでもないことを言い出しました。
というのが前回のおはなしでした。
それでは、2週目(第9回)のあらすじと記事後半に結末(ネタバレ・感想)です。
2週目「しあわせの形」(第9回)あらすじ
自室ですみれは祖母のトク子から五十八の若かりし頃のお話を聞いていました。
五十八は坂東家の次男坊だったために理不尽な思いをしていた。
坂東家は布の売買を生業としていたが、次男坊の五十八は本家から父の得意先をわずかばかり譲り受け、小さな店から商いを頑張った結果、天性の商才で本家の跡を継いだ兄・長太郎を追い越して商売を軌道に乗せた。
しかし、父の跡を継いだ側の長太郎が本家の事業を傾かせてしまい、本家を救うために得意先を譲れと偉そうに迫ってきた。
五十八は本意ではないものの、本家を救うためにやむなく得意先を譲らざるを得なかった。
得意先を譲った五十八は近江の坂東家を飛び出し、身を粉にして働き、一から商売を広げていった。
はなは病弱な体を押して五十八のために近江で布を仕入れ、それを五十八が大阪で売るという二人三脚で頑張ったのだと教えてくれました。
それほどの頑張りで築き上げたものを受け継ぐはずだった長女・ゆりを送り出した時の五十八の気持ちを考えると、相当覚悟のいる大きな決断をしたのだと感じるすみれなのでした。
翌朝の食堂、大きなテーブルに腰掛けるのは五十八とすみれの二人だけ。
どこか寂しげな表情をうかべる五十八にすみれが話しかけると、今度はすみれの番、と笑みをたたえ父の顔を見せる五十八でした。
坂東営業部では祝言を挙げたばかりの潔が出征し、残されたゆりが正蔵の下、忙しく働いていました。
下記結末(ネタバレ)へつづく
2週目(第9回)結末(ネタバレ)と感想
それから半年が過ぎ、昭和18年(西暦1943年)の年が明けました。
前日になるはずだった除夜の鐘は、武器の材料にするために回収されていたのでした。
坂東家では、寂しい材料しかないものの、喜代がおせちをつくってくれていました。
食堂で五十八が忠一郎、喜代と会話していると、そこに晴れ着を着たすみれが現れました。
寂しいながらも親子水入らずの新年を迎えることができました。
女学校では、出征する人たちの軍服を縫製していました。
高飛車なクラスメイトの悦子は、そんな毎日にうんざりして不満を爆発させていました。
軍服を畳んで整理するためにすみれ、良子、君枝の仲良し三人組は学校に残っていました。
良子が、自分に縁談話が来ていると話をしました。
その相手というのが、性格は優しくてよいが15歳も年上のオッサンなのだとボヤきました。
自宅へ帰るとすみれは自分にも縁談が来ていることを知らされました。
その相手というのが、三人兄弟の三男で坂東家に婿入りしてくれると言うのです。
五十八の苦労話をトク子から聞かされていたすみれは、坂東家のために喜んで結婚すると言うと、五十八は涙をこらえながらすみれに感謝するのでした。
そして、縁談相手の写真を見せてもらったすみれはびっくりしました。
なんと、そのお相手は何度も顔を合わせている紀夫だったのです。
2週目「しあわせの形」(第9回)つづく
いよいよすみれも結婚かあ…。
ついこの間まで…というか先週まで子供だと思ってたのにもう結婚だなんて展開が早すぎます。
すみれが紀夫を婿に迎える縁談を快く引き受けてくれたことで五十八さんもゆりが出て行った寂しさを紛らすことができるんではないでしょうか。
良子も15歳も年上のオッサンと結婚…どんな相手なのか、そのあたりの話も気になりますね。